育成品種:エノキタケ「長野農工研 iQ2」のご紹介

農産物の生産支援

エノキタケ「長野農工研iQ2」は、収量性が高く、茎が太くて傘の丸みが強い品種です。

現在、県内では一部産地を除くほぼすべての産地で利用されています。

育成経過

平成22年に高収量性で傘の丸みが強く、茎が太い「長野農工研iQ2」を育成しました。
育成当初より菌まわりや芽出しの不揃いが大きかったのですが、優良系統選抜を進めることにより、ある程度安定した品質の系統が選抜できました。平成25年8月に品種登録出願を行い、平成30年8月に登録されました。

品種の特徴

還元型液体種菌にも適合する品種で、培養日数の短縮などにより高い生産性が期待できる品種です。以下のような特徴があります。

  • 傘の巻きが強く、丸み・厚みがある
  • 茎は太く、茎数が多い
  • 傘・茎の揃いが良く、収量性が高い
  • 株は張りがあるが、接着が弱めで分割しやすい

利用状況

現在、県内では一部産地を除くほぼすべての産地で利用されています。
栽培上の難点としては菌床剥離が出やすく、乾きが発生すると傘に色が付きやすいため、剥離対策と栽培全体を通してしっかりとした湿度管理が必要となります。

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